上野公園で西洋の絵画や彫刻に出会える「国立西洋美術館」。1959年に開館した美術館で、作品だけでなく、ル・コルビュジエが設計した本館も見どころです。建物を眺め、前庭の彫刻に足を止め、館内で絵画を楽しむ。美術と建築を一緒に味わえる場所です。

美術館の建物も、鑑賞する楽しみ
本館を設計したのは、20世紀を代表する建築家ル・コルビュジエ。2016年7月には「ル・コルビュジエの建築作品―近代建築運動への顕著な貢献―」の構成資産として、世界文化遺産に登録されました。
建物の下に柱で支えられた開放的な空間をつくる「ピロティ」や館内のスロープなど、展示を見ながら建築の工夫にも触れられます。
前庭のロダンから、館内の西洋美術へ
前庭には、ロダンの《考える人》や《地獄の門》などの彫刻が置かれています。写真や教科書で見覚えのある作品も、立体として眺めると、姿勢や体の表現に目が留まります。建物を背景にした彫刻の姿も、この美術館ならではの見どころです。
美術館の出発点となったのは、実業家・松方幸次郎が集め、フランス政府から日本へ寄贈返還された「松方コレクション」。印象派の絵画やロダンの彫刻を中心とするこのコレクションを基礎に、収集が続けられてきました。
常設展では、ルネサンス以降の西洋美術をたどることができます。特定のテーマに沿った企画展とは別に、所蔵作品を楽しむ常設展があるので、上野で絵画をゆっくり見たいときにも訪れやすい美術館です。
国立西洋美術館の利用案内
国立西洋美術館の地図
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