
井の頭弁財天
井の頭恩賜公園の井の頭池西側に建つ「井の頭弁財天(大盛寺)」は、池と木々に囲まれた朱塗りのお堂が印象的な場所です。吉祥寺駅から歩いて訪れることができ、公園散策の途中に立ち寄りやすいのも魅力。水辺の景色を楽しみながら橋を渡ると、街中とは少し違う静かな空気に包まれます。
井の頭池にたたずむ、朱塗りの弁天堂
井の頭弁財天は、七福神の一柱として親しまれる弁財天を祀っています。神社のように思われることもありますが、ここは寺院です。公式案内では、参拝の際は柏手を打たず、静かに合掌する作法が紹介されています。
ご本尊は、一般的な琵琶を持つ姿とは異なる、八本の腕を持つ「八臂(はっぴ)」の坐像。刀や弓矢などを手にする姿で、普段は公開されていない秘仏です。ご開帳は巳年の限られた日に行われます。
【360度パノラマビュー】

朱塗りの弁天堂
裏手にある「銭洗い弁財天」
弁天堂の裏手には、龍の口から水が流れる「銭洗い弁財天」があります。金運を願いながらお金を洗う場所として知られ、井の頭弁財天を訪れたらあわせて見ておきたいスポットです。境内には表情豊かな狛犬などもあり、小さな境内ながら見どころがあります。

銭洗い弁財天

境内の狛犬
江戸の人々に親しまれた井の頭池
伝承では、天慶年間(938~946年)に関東源氏の祖・源経基が弁財天女像をこの地に安置したのが始まりとされ、建久8年(1197年)には源頼朝が東国の平安を祈願して宮社を建立したと伝えられています。
江戸時代になると、井の頭池は神田上水の水源として重要な場所となり、弁財天とともに江戸近郊の名所として親しまれました。歌川広重の「名所江戸百景」にも井の頭池と弁天の社が描かれており、現在の公園散策とはまた違った、長い歴史を感じられます。
参拝案内とアクセス情報
吉祥寺駅南口から井の頭公園へ入り、池沿いを弁財天へ。
| 名称 | 井の頭弁財天 |
|---|---|
| 所在地 | 東京都三鷹市井の頭(井の頭恩賜公園内) |
| 開門時間 | 7:00~16:00 |
| アクセス | JR中央線・京王井の頭線「吉祥寺駅」南口から徒歩約5分 |
| 駐車場 | 専用駐車場なし |
| 公式サイト | 井の頭弁財天 |
井の頭弁財天の場所
吉祥寺周辺の観光ガイドマップ
井の頭弁財天は井の頭恩賜公園の散策と組み合わせやすく、吉祥寺の街歩きにも便利な場所です。周辺スポットとの位置関係は、下のガイドマップも参考にしてください。


