1996年、世界文化遺産に登録され、平安時代の建築美を今に伝える厳島神社(いつくしまじんじゃ)。参拝には拝観料が必要になります。
593年に創建され、1168年には平清盛によって海上社殿の姿に造営されました。本殿・拝殿・廻廊・客神社・高舞台などは国宝に指定され、その他の建物も国の重要文化財に指定されるほどの歴史的建造物となっています。
実際に社殿の中を歩いてみると、海の上に建っていることを実感でき、特に潮が満ちて満潮になると目の前に海面が広がり、不思議な感覚になります。反対に潮が引いているとカニが歩き回ったりしています。
あと、近年は何度も台風の直撃によって被害が出ています。2004年9月に台風18号が直撃した時は、大きな被害がでました。中でも、国宝の左楽房が床下を残し、吹っ飛んでしまい、その後、綺麗に修復されました。この時は何十ヶ所の修復で、8億円もかかり、国宝指定の修復の大変さに驚きました。