
国宝の天守が残る彦根城を中心に、大名庭園や井伊家ゆかりの屋敷、食事処の並ぶ城下町が広がる彦根。天守から琵琶湖を眺めたり、庭園やお堀沿いを歩き、城下町で近江牛やスイーツを味わうなど、城の見学と町歩きを組み合わせて巡れます。
このページでは、現地で撮影した写真とともに、彦根城周辺の位置関係や巡り方を紹介します。建物の内部や各施設の利用案内は、それぞれの詳しいページをご覧ください。
ガイドマップで見る彦根城と城下町
彦根駅は彦根城の東側にあり、西口から城へ歩いて向かえます。天守や櫓は山の上、玄宮園と楽々園は北側の麓にあります。食事や買い物には、城の南側にある京橋を渡って夢京橋キャッスルロードへ。城内の見学と麓の散策、城下町の町歩きを組み合わせて巡れます。

彦根観光は「城の上・麓・城下町」で考える
彦根駅は城の東側にあり、西口から城の入口周辺までは徒歩15~20分ほど。天守や櫓は山の上、玄宮園と楽々園は北側の麓、夢京橋キャッスルロードは南側の京橋を渡った先にあります。
| 過ごし方 | 組み合わせの例 |
|---|---|
| 半日で城と庭園を巡る | 彦根駅 → 彦根城の天守・櫓 → 玄宮園 → 彦根駅。食事や買い物も入れるなら、もう少し時間を確保。 |
| 一日かけて城下町まで歩く | 彦根城博物館 → 天守・櫓 → 玄宮園・楽々園 → 夢京橋キャッスルロード。ひこにゃんに会う時間に合わせて順序を調整。 |
| 天守へ登らず麓を散策する | 開国記念館・馬屋 → 玄宮園・楽々園 → お堀沿い → 夢京橋キャッスルロード。城の外観や庭園、町歩きを中心に。 |
ひこにゃんや屋形船を予定に入れる場合は、先に時間を決めておくと組み立てやすくなります。
彦根城は天守への道も見どころ
彦根城では、天守だけでなく、そこへ至る橋や石垣にも城を守る工夫が残っています。表門から入ると天秤櫓を経て本丸へ。天守の見学後は西の丸へ進むと、違う方向から城や琵琶湖を眺められます。


廊下橋を渡り、国宝の天守へ
深い堀切の上に架かる廊下橋とその先の天秤櫓。橋や石垣を眺めながら本丸へ向かいます。本丸に着いたら、彦根城「天守閣」の屋根と窓にも注目。内部を見学して最上階まで上ると、窓から町並みや琵琶湖を見渡せます。
表門から本丸までは石段が続き、天守の中にも急階段があります。歩きやすい靴で訪れ、大きな荷物は駅などで預けておくと移動が楽です。天守への道や建物内にエレベーターはありません。
西の丸まで歩くと、天守を眺める側へ

本丸から西の丸へ足を延ばすと、石垣の上に西の丸三重櫓が建っています。城の裏手を守っていた櫓で、最上階からは琵琶湖だけでなく、天守も望めます。
玄宮園と楽々園で藩主の庭と屋敷を歩く


城の見学後は北側の麓へ。玄宮園では、池の周りを巡りながら、橋や木々の向こうに天守を見上げられます。池や庭の木々とともに天守を眺められるのが、この場所の見どころです。鳳翔台では抹茶と和菓子でひと休みもできます。
隣の楽々園は、御書院や茶座敷が残る屋敷の部分。玄宮園とはもともと一つの下屋敷で、庭と建物をあわせて歩くとその大きさがよく分かります。
彦根城の観覧券には玄宮園の入園も含まれていますので忘れないように見て帰りましょう。
ひこにゃんと屋形船は時間を合わせて


ひこにゃんに会うなら当日の場所を確認
大人気の「ひこにゃん」は彦根城周辺に登場します。ゆっくり歩く姿やポーズを間近に見られ、城の見学とは違う楽しみがあります。会場は天守前や彦根城博物館の冠木門などで、天候によっても変わるため、出陣スケジュールの「本日の登場場所」を確認してから向かいましょう。
注意したいのは、天守前は有料区域になり、博物館の冠木門は無料で見られます。とりあえず、登場する場所を決めて、その時間に城や庭園に行っているとスムーズに巡れます。イベントの様子は、ひこにゃん登場イベントの紹介をご覧ください。
約45分、内堀から石垣を見上げる
歩く散策に船を加えるなら、玄宮園東口前から出るお堀めぐりへ。藩主の船を復元した屋形船に乗り、水面に近い位置から石垣や櫓を眺める約45分の遊覧です。
興味のある方は、彦根城屋形船の公式サイトで出航時刻や予約方法を確認してください。
食事とお土産は京橋を渡って城下町へ

お堀沿いを南側の京橋へ向かい、橋を渡ると夢京橋キャッスルロードに出ます。約350mの通りに食事処やスイーツ店が集まり、城を見学したあとの昼食や買い物に便利です。白壁と黒格子の町屋風に整えられた通りは、お店を見ながらぶらぶら歩くのにもぴったりです。
近江牛のすき焼きやしゃぶしゃぶ、親子丼、うなぎなどの食事処に加え、ソフトクリームやコロッケなど手軽に購入できる店もたくさんあります。さらに南側には大正ロマンをテーマにした四番町スクエアも続いています。


お菓子のお土産を探すなら、お堀端の彦根美濠の舎も候補になります。「たねや」の和菓子と「クラブハリエ」の洋菓子がそろい、2階の美濠カフェではケーキやデザートを味わえます。買い物やお土産探しを帰りにまとめれば、城内を歩く間の荷物も少なくできます。
歴史をもう少し知りたいときは麓の施設へ
彦根城を築き、代々この地を治めた井伊家。武具や美術品、藩主の住まい、若い頃の井伊直弼が暮らした屋敷など、城の麓ではそれぞれ違う側面から歴史に触れられます。時間の余裕に合わせて一か所加えるだけでも、城の見方が広がります。


井伊家の品々を見る博物館、直弼の暮らしを知る埋木舎
甲冑や刀剣、能や茶の湯に関心があれば、表門近くの彦根城博物館へ。井伊家に伝わる品々に加え、復元された表御殿や江戸時代から残る能舞台も見学できます。
中堀沿いの埋木舎は、のちに大老となる井伊直弼が若い頃に15年間を過ごした屋敷です。庭から部屋や展示を眺め、学問や茶の湯に打ち込んだ生活をたどれます。彦根駅から城へ向かう途中にも立ち寄りやすい場所です。
短い立ち寄りなら無料の開国記念館と馬屋
佐和口にある開国記念館は、彦根の歴史を紹介する無料の展示施設。彦根城の日本100名城スタンプや御城印の窓口にもなっています。表門の手前にある馬屋は国の重要文化財に指定される見学無料の建物で、馬の飼育に使われた設備が残っています。
春は花見客が多く訪れる桜の名所


春の彦根では、天守や石垣と桜を一緒に眺められます。彦根城の桜は例年4月上旬~中旬が見頃の目安。城内だけでなく、表門橋や彦根観光センター前のお堀沿いでも桜を眺められます。
天守を間近に見るなら城内へ、桜と水面の景色を中心に歩くならお堀沿いへ。花の季節は城の見学に加え、お堀の周りをのんびりと散策するのもおすすめです。また、秋には玄宮園の紅葉など、庭園の景色も見どころになります。
城周辺から足を延ばすなら


寺院建築に関心があれば、城の北東にある長寿院(大洞弁財天)へ。山の中腹に建つ弁才天堂は国の重要文化財で、楼門から彦根城の天守を望めます。彦根駅から徒歩約30~35分で、参道にも石段があるため、時間には余裕を持って参拝してください。
琵琶湖の島へ渡る観光船の発着地が、城の北側にある彦根港です。竹生島や多景島への島めぐりに関心がある方は、港の紹介ページで航路やアクセスをご覧ください。
アクセスと観覧券の選び方
電車は彦根駅西口から。案内所は二か所
JR琵琶湖線・近江鉄道の彦根駅が観光の出発点です。新幹線からは米原駅でJR琵琶湖線へ乗り換えられます。城へ向かう出口は西口で、階段を下りたところに彦根市観光案内所があります。ガイドマップの入手したり、スタッフさんにおすすめを聞くこともできるので散策前の準備に便利です。
また、城に近い、いろは松そばの彦根観光センターにも観光案内所があり、館内にはお土産売り場と休憩スペースを備えています。
車は巡る場所に合わせて観光駐車場へ
名神高速道路・彦根ICから城周辺までは約10~15分。城の見学を中心にするなら二の丸駐車場など、夢京橋キャッスルロードにも立ち寄るなら京橋口駐車場などが候補になります。場所は彦根城公式サイトのアクセス・駐車場案内で確認できます。なお、いろは松駐車場は観光バス専用です。
城・庭園・博物館をどこまで見るかで選ぶ
| 観覧券 | 一般/小・中学生 |
|---|---|
| 彦根城・玄宮園 | 1,000円/300円 |
| 彦根城・玄宮園・彦根城博物館のセット券 | 1,500円/550円 |
| 玄宮園のみ | 400円/150円 |
| 彦根城博物館のみ | 700円/350円 |
彦根城と玄宮園は8:30~17:00、最終入場は16:30です。天守や櫓などの建物内は16:45に閉まるので、午後から訪れる場合も城内の見学を先に済ませるとよいでしょう。博物館を組み込む場合は、開館日と展示内容も確認しておくと安心です。
