3カ所ある見学場所のうち、一番近くで倒壊の進む建物が見られる第2見学広場。
重要だった第二竪坑の入口があったことから、事務所や入坑桟橋などが残されていて、後ろにある岩山には給水塔と白い灯台も見ることができます。
軍艦島は2015年に「明治日本の産業革命遺産 製鉄・製鋼、造船、石炭産業」として世界遺産に登録されましたが、その時、対象になったものは護岸と海底坑道のみで現存する建物は含まれていません。
護岸については石材の間に石灰と赤土を混ぜたものを詰め、強固な岸壁を造った天川工法が高く評価され、世界遺産に登録されました。海底坑道の方はもう入れないため、護岸を見学できるこの場所で軍艦島の世界遺産をしっかり見学して帰りましょう。