富士宮ルートは、富士山に4つある登山ルートの中で、最も標高が高い2400mからスタートし、最短距離で登頂できます。任意ですが入山料が必要になります。
吉田ルートに次いで人気が高く、山頂までの高低差は1370m、距離は4000m、所要時間の目安は4時間30分~6時間で、体力に自信ない方はさらに時間がかかります。
六合目から山頂まで、砂れきや岩場の急坂が続き、気が休まるポイントがほとんどなく、山小屋のスペースで休憩を取る姿が多く見られます。
九合目から山頂まで約1時間の区間は、平地に比べて空気が6~7割と薄く、足が前に進まなくなり、一歩一歩が非常に重く感じるようになります。
コース全体が木々などの遮るものがないため、開放感があり、富士山の南斜面を登るため、晴れていれば眼下に駿河湾や伊豆半島を眺めることができます。
また、八合目には医師が常駐する救護所が開設されるため、頭痛・めまいなど高山病の症状がある場合は診察が受けられます。