古くから修行場として知られる霊場「犬鳴山」
犬鳴山は、大阪府と奈良県の県境に位置し、自然に囲まれた中にあります。
平安時代に創建された七宝瀧寺の滝修行「行者の滝」が有名です。
大阪府内で唯一の温泉郷と呼ばれる犬鳴山温泉では、宿泊や日帰り入浴でゆっくりと名湯を楽しむことができます。
七宝瀧寺
パワースポットとして注目される661年に修験道の開祖・役行者によって創建されたお寺。
行者の滝
一般参加できる滝修行体験が行われている七宝瀧寺にある落差10mほどの滝。
参道
距離1500m、犬鳴山温泉から七宝瀧寺まで美しい渓流に沿って整備されている参道。
犬鳴山温泉
み奈美亭や不動口館の温泉旅館があり、美肌の湯と呼ばれている大阪府内で唯一の温泉郷。
参道入口
犬鳴山温泉の旅館が立ち並び、食事処や駐車場などが整備されている七宝瀧寺の参道入口。
護摩場
七宝瀧寺本堂から300mほど離れた参道の途中にある役行者像が祀られている旧護摩場。
義犬の墓
参道の脇にひっそりと立つ犬鳴山の名前の由来になっている義犬伝説を伝えるお墓。
昔、猟師がこの山で狩りをしていた時、弓を射ようとした瞬間に連れていた犬が激しく吠え、鹿が逃げてしまいました。怒った猟師はその場で犬の首を切りました。
実は、この時、大蛇が猟師を狙っていたため、飼主を守ろうと吠えていたのです。そして、犬は大蛇に噛みつき、猟師を助け、死んでしまいました。
その後、愛犬に命を救われたことに気が付き、猟師は悔いて七宝瀧寺の僧侶となって愛犬を供養しました。この話を聞いた天皇が賞賛し、この山々に「犬鳴山」と勅号を与えたと伝えられています。