室堂平からスタートし、岩場の難所が連続する剱岳の登山ルート


剱岳山頂を目指して登山開始

気の抜けない登山道

矢印の別山乗越まで高低差470m

室堂平の全体が見える光景

一つの山を登頂したくらいの達成感

目の前に見える剱岳(左端)

ミヤマアキノキリンソウ

荒々しい剱岳が印象的

通過すると見えてくる前剱

山小屋「剣山荘」

本格的な登山道に突入

富山市内と富山湾の景色

この先は鎖場が多数続く難所

標高2618mの一服剣

その後ろに山頂が少し見える剱岳

登山道脇で花を咲かせるトリカブト

ダイナミックな景色の続く光景

目の前に見えてきた前剱の山頂

そこから見える雄大な剱岳の景色

注意しながら慎重に進む必要あり

このコース最大の難関へ突入

平蔵の頭

今度は20mほど垂直に降りていく光景

(矢印のところに登山者)

(登山道を点線で明記しました)

うわさ通り垂直の岩壁

鎖を持った腕の力で登る場所

下の方に小さく見える登山者の姿

この辺りは登山と下山は別ルート

稜線の先に広がる剱沢カール

この20分間もキツイ急坂

登山終了

コメント
雷鳥平キャンプ場から登り始め、剱沢キャンプ場を経由する剱岳の登山ルート。
山頂までは、高低差712m、距離6000m、時間にして5~6時間くらいの登山コースとなっています。
今回、宿泊に剱沢キャンプ場を利用したため、別山乗越→剣山荘まで標高を大きく下ることとなり、更に280mほどプラスし、実質的な高低差は1000mになりました。通常は標高を下げることなく進める西側のルートを利用してください。
剣山荘をスタートすると20分ほどで、最初のピークとなる一服剱を通過し、この辺りから、景色が良く見えるようになります。目の前には、剱岳山頂と間違えそうなくらい立派な前剱がそびえ立ち、その前剱へ続く登山道は急坂の連続で、結構、キツイです。
そして、前剱に登頂し、目の前にドンとそびえ立つ剱岳を見た時は、やはり感動的でした。と同時に山頂直下の断崖絶壁を見て、本当にあんなところを登れるのか、少し不安にもなりました。
このコースの醍醐味は、前剱から山頂まで続く岩場で、難易度が高く、気の抜けない登山道となっています。
有名な岩場には「カニのタテバイ」や「平蔵の頭」など名前の書かれたプレートが取り付けられていて、さらに「上り」「下り」と方向も明記されています。登山時と下山時でルートが異なりますのでプレートを確認しながら進むように下さい。
腕の力だけで登らないといけない場所もありましたが、クサリをしっかり持って三点確保すれば乗り越えられる岩場でした。狭い場所を一人一人が時間をかけて登るため、シーズン中は大渋滞が発生しそうでした。
映画「劒岳 点の記」を見たあとの登山だったため、別の意味、感動が大きかったです。この日は、8月末のシーズン過ぎた平日だったので渋滞もなく、天気にも恵まれ、楽しい登山となりました。