
大阪・関西万博は、公式サイトと専用アプリを活用し、少しのノウハウを知っているだけで、よりスムーズに楽しめます。
これからチケットの購入やパビリオンの予約をされる方は、まず公式サイトのトップページにある「今週の万博」をチェックしてください。パビリオンやバスの予約状況、イベント情報、地図、ライブカメラ、当日の混雑状況などがまとめられています。

万博での主な予約方法は5つ(①~⑤)
①万博の来場日時予約
まず、万博の公式アプリをスマホにダウンロードするか、パソコンであれば公式サイトを利用します。氏名やパスワードなどを登録してログインができるようになったら、入場に必要なチケットを購入して、東ゲートと西ゲートのどちらを利用するか決めて、行く日の空いている時間帯を予約します。
時間帯は、9:00~/10:00~/11:00~/12:00~/17:00~の5つがあり、最も早い「9時枠」は人気が高くすぐ満員になります。なお、予約後に都合が悪くなっても日にちの変更は3回までできます。
公式サイトのトップページにある「今週の万博」に空き状況が掲載されています。サンブルとして5月19日からを掲載しましたが早い時間帯は空きがありません。

朝一の万博来場を楽しみにしている人がこの状況を見るとガッカリするかも知れませんが、この空き状況はリアルタイム更新ではないので、参考程度で見るだけで大丈夫です。
重要なのはアプリで予約する瞬間に希望の時間帯が空いているかです。万博は来場者も多ければ、キャンセルする人も多いのでタイミングが良ければ、満員状態の中から発生するキャンセル枠がとれます。
公式アプリにログインし、チケットを選択、来場予約の画面が表示されると、来場日を選びます。仮に9時枠を選ぶと、たぶん「満員」と表示されると思います。しかし、ここで画面更新(リロード)を繰り返しているとキャンセルが出た瞬間に、9時枠が「満員」から「空き」に変わります。
実際の画面で解説すると、たとえば5月22日の予約状況は東ゲート・西ゲート共に朝から満員です。

公式アプリから来場予約のページで5月22日を選択すると朝は「満員」となっていました。そこから、画面更新を繰り返すこと5分ほどで西ゲートの9時枠に空きができました。

さらに、10分ほど画面更新を繰り返すと東ゲートの9時枠にも空きが出ました。

今回は1人分の予約を行ってみましたが、グループや家族連れだと人数分のキャンセルが出ないと空き枠が表示されないため、何度もチャレンジし時間はかかると思います。
あと、11時ごろゲートに到着する場合、11時枠ではなく、10時枠を予約しておくのがポイントです。これだと、仮に10:55に到着したとするとすでに大行列のできている11時枠に並ばずに、10時枠の列からすぐゲートへ進めます。
なお、予約時間を大幅に過ぎて到着しても入場は可能で、午後や夕方になっても問題ありません。
②パビリオン2か月抽選申込、③7日前抽選申込
どちらも、来場前の段階で行われる予約方法で、行きたいパビリオンを5つ選んで申し込み、抽選により運が良ければその内の1つが当選します。
何も考えず、人気パビリオンばかり5つ選んで申し込みましたがすべて外れてしまいました。やはり、競争率はかなり高いようです。
全滅だけは避けたい場合、1~4番目を人気パビリオン、5番目に比較的当たりそうなパビリオンを入れる、保険をかける申し込み方法をおすすめします。
また、時間帯も重要で、午前から昼過ぎは申し込みが多いため難しく、夕方や夜間の方が当選確率は高いです。
実際に、1~4番目をモンスターハンター・ブリッジ(夕方と夜間)、5番目を三菱未来館(夕方)で申込んだところ、三菱未来館が当選しました。

④パビリオン空き枠先着申込
来場予定の3日前から行われる予約方法で、抽選ではなく、空いているパビリオンを早い者勝ちで確保できます。
たとえば20日に行く場合、17日の0時ちょうどから申込ができるようになります。
万博へ行った4月は余裕を持って検索でき、実際に日本館を無事予約できましたが、今はかなりの争奪戦になっているようです。0時になった瞬間に、お目当てのパビリオンを直接検索し、速効で申し込む作戦が必要なようです。
また、予約が取れなかった場合でも、その後にキャンセルの空きが出ることがあるため、こまめに検索してみましょう。
特に重要なことは、0時前後はアクセスが集中するため、ログインができなくなりますので、当日は30分以上前からログインしてスタンバイしておくことをおすすめします。
ちなみに、23時25分にログインしようとしたら36分待ちでしたので、できれば数日前からログインにどのくらい時間がかかるか予行演習しておくと安心です。

⑤パビリオン当日登録
会場に入場してから利用できる予約方法で、空きパビリオンを検索して早い者勝ちで確保できます。
ゲートでQRコードをかざして入場すると、5~10分ほどで空きパビリオンが検索できるようになりますので、高まる万博気分を少し抑えて、まずは公式アプリで空き枠を探して当日予約しましょう。
実際には、平日10時5分に入場しましたが、すでに人気パビリオンはすべて埋まっており、夕方や夜間の一部に空きがある程度でした。やはり、確実に狙うなら9時入場が理想です。
その後は、キャンセル枠を狙って検索を続けましたが、来場者の多くも同時に検索しているため、空き枠が表示されてすぐに申し込んでも予約できず、特に人数の多いグループや家族連れは相当難しいです。
なお、当日に予約できるのは1館だけで、そのパビリオンに入館しない限り、次の空き検索はできません。朝に入場して夜の枠を予約してしまうと、その時間まで空きパビリオンの検索はできなくなります。
4月に行ったときは、三菱未来館、空飛ぶ車ステーション、モンスターハンター・ブリッジの3館が予約できました。
5月に入ると状況は厳しくなり、入館待ちや休憩を利用して何度も検索しましたが、アプリの操作性が悪く、空きパビリオンを見つけても既に予約済の繰り返しで、探すだけで疲れてしまい途中で当日予約は断念しました。多くの人が不満爆発のアプリです。

当日登録センター
入場してから行うパビリオンの当日予約の裏技を紹介します。
会場内に「当日登録センター」という建物があり、ここには予約の専用端末が16台置かれており、スマホで検索するよりも使いやすく、早く空きパビリオンを見つけられ、予約ができると話題になっています。
当日登録センターの場所は、国際赤十字赤新月運動館の隣(クウェートパビリオンの向かい)にあります。
開幕直後に行ったときはこの裏技が出回ってなくガラガラでしたが、今は行列ができるほどの人気スポットになっています。なお、この専用端末が置かれている場所は他にも5カ所ありますが1台や3台と台数は少ないです。


2日間かけて万博会場の端から端まで歩いて見ました。混雑する昼間は大屋根リングの上を歩いたり、ユニークなパビリオンを眺めながらブラブラし、コンビニやお土産ショップに入り、帰宅する人が多くなる夕方からパビリオンに並ぶようにしました。
予約必須の日本パビリオンや大行列の海外パビリオンが話題になっていますが、ほとんど並ばずに入れるパビリオンも多数あり、10~20カ国が集まるコモンズ館は国際色豊かな展示ブースを一度で見学でき、撮影スポット、夜の水上ショー、プロジェクションマッピングなど見どころもたくさんありますので、パビリオンの事前予約が全滅しても一日たっぷりと楽しめます。
万博の詳細情報
名称 | 2025年大阪・関西万博 |
住所 | 大阪府大阪市此花区夢洲 |
電話 | 0570-200-066 |
期間 | 2025.4.13~2025.10.13 |
時間 | 9:00~22:00 ※ |
チケット ※※ | 大人6000円、中人3500円、小人1500円(平日) 大人7500円、中人4200円、小人1800円(土日祝) |
リンク |
※※17時以降に入場できる夜間券も発売中
万博の地図
万博の見どころガイド
万博のガイドマップ
