正木峠

山全体の木々が立ち枯れとなり、急速に森林破壊が進んだ峠

【360度パノラマビュー】

自然保護の木道が整備されている正木峠
自然保護の木道が整備されている
正木峠
正木峠の特徴となっているトウヒの立ち枯れ
正木峠の特徴となっている
トウヒの立ち枯れ
急速に森林破壊が進んだ結果、木々に変わり地面を覆うミヤコザサ
急速に森林破壊が進んだ結果
木々に変わり地面を覆うミヤコザサ
木々がないため、開放感があり、眺めの良い場所
木々がないため、開放感があり
眺めの良い場所
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多数の立ち枯れがあった昔の写真(2005年11月に撮影)
多数の立ち枯れがあった昔の写真
(2005年11月に撮影)
1963年には深い森に覆われていた正木峠を紹介する案内看板
1963年には深い森に覆われていた
正木峠を紹介する案内看板
峠にはベンチも設置されていて休憩に最適
峠にはベンチも設置されていて
休憩に最適
眼下には志摩半島や太平洋も望め、のんびりと景色が楽しめる場所
眼下には志摩半島や太平洋も望め
のんびりと景色が楽しめる場所
大台ヶ原の登山ガイドマップ
大台ヶ原の登山ガイドマップ
コメント

山全体が緑のミヤコザサに覆われ、景色を眺めながら散策のできる正木峠。
ほんの60年前まで、正木峠は全国的にも珍しい針葉樹のトウヒが森を形成していましたが、1959年、死者5000人を出した伊勢湾台風が大台ヶ原も直撃。多くの木が倒され、それ以降、太陽の日が届くようになった地面は、ササが大繁殖。ササを主食にしている鹿が急激に増え、トウヒなどの木の皮まで食べ尽くし、森が失われてしまいました。
2005年に初めて訪れた時は、たくさんの立ち枯れの木があり、言葉を失うほどのインパクトがありました。
近年では、枯れた木は少しずつ土に戻り、今では立ち枯れの木も少なくなり、かつてトウヒの森があったことも分からなくなっています。