【360度パノラマビュー】
正木峠は、森林破壊によって、山全体が緑のミヤコザサに覆われた大台ヶ原を象徴する場所です。
ほんの60年前まで、正木峠は全国的にも珍しい針葉樹のトウヒが森を形成していましたが、1959年、死者5000人を出した伊勢湾台風が大台ヶ原にも直撃しました。
多くの木が倒され、それ以降、直射日光が届くようになった地面はササが大繁殖し、ササを主食にしている鹿が急激に増え、トウヒなどの木の皮まで食べ尽くし、森が失われてしまいました。
2005年に初めて訪れた時は、掲載した写真のようにたくさんの立ち枯れの木があり、言葉を失うほどのインパクトがありました。
2019年に再度訪れた時には、その枯れた木は少しずつ土に戻り、今では立ち枯れの木も少なくなり、かつてトウヒの森があったことも分からなくなっています。

正木峠

トウヒの立ち枯れ

木々に変わり地面を覆うミヤコザサ

眺めの良い場所

(2005年11月に撮影)

正木峠を紹介する案内看板

休憩に最適

のんびりと景色が楽しめる場所
正木峠の詳細情報
名称 | 正木峠(まさきとうげ) |
住所 | 奈良県吉野郡上北山村小橡 |
正木峠の地図
大台ヶ原の登山ガイド
大台ヶ原のガイドマップ
