内宮と外宮の2社を始め、別宮・摂社・末社・所管社を合わせた125社からなる伊勢神宮。内宮は正式に皇大神宮(こうたいじんぐう)と言い、天照大神を祀っています。参拝に拝観料は必要ありません。
日本の総氏神とも呼ばれ、全国の神社の中で根本となるお社で、古くから「お伊勢さん」と親しまれて多くの人が参拝に訪れています。
五十鈴川に架かる宇治橋を渡り、広い参道となっている神苑を過ぎると、周りは高い木々に覆われ、”凜”とした空気が漂っているように感じます。
境内の一番奥にたどり着くと、天照大神が祀られる正宮があります。特別な場所となっていて、ご神前は「心静かにお参りをするためだけの場所」と言われ、石段より先での撮影は禁止となっています。
また、私幣禁断という言葉もあり、天皇以外にお供えが許されていません。そのため、正宮には賽銭箱がなく、いつものように個人的な願い事で手を合わせる場所でもないので、日頃の感謝などを伝えることが良いとされています。なお、写真を掲載した「荒祭宮」では個人的な願い事が許されています。
20年に1度の神様の引越「式年遷宮」が2013年に行われ、更に境内にはパワースポットとなっている場所もありますので、たくさんの力を頂いて帰りましょう。