推定樹齢3000年とも7200年とも言われ、屋久島のシンボルとなっている縄文杉。見学は自由です。
標高1300mの山の中に立っているため、簡単に行くことができなく、トロッコ道や登山道を片道4時間以上かけて登って行きます。
そのようなこともあり、目の前で見た瞬間は言葉にならないくらいの感動がありました。とにかく、こんな山の中に見たことのない太さの巨木が静かにたたずんでいる姿は圧巻で、しかも縄文時代から生き続けている生命力にも驚かせられました。
かつては、木の近くへ行って触ることもできたようですが、現在は展望台から眺めるのみとなっています。
到着時間が遅く、登山者も周りにいなかったため、現地ガイドさんが特別な見学方法を教えてくれました。展望台の床に「大の字」になって寝転がって縄文杉を見上げる方法。縄文杉は高さ25mあるため、予想以上の迫力で眺められ、視点が少し変わるだけで、こんなに違うものなのかと感心しました。
写真も掲載しましたが、2005年に大切な枝が折れて落下しまいました。枝と言っても樹齢1000年で重さ1トンもあり、現在は屋久杉自然館に展示されていて、実際に触ることもできるため、是非、立ち寄ってみてください。
ちなみに、樹齢1000年以上の杉が屋久杉と呼ばれていて、それ以下は小杉と言われています。現在、屋久杉は天然記念物に指定されていて伐採は禁止されているため、トロッコで搬出されている屋久杉は、自然に倒れた木や昔に切り倒し放置されているものだそうです。