標高1300mにある縄文杉を目指して荒川登山口から登る定番の登山コース。
縄文杉までは、高低差680m、距離11km、時間にして4~5時間のコースとなっています。休憩や見学などを含めて、だいたい往復8~10時間かかるので、けして楽な道のりではありません。
他にも白谷雲水峡からスタートする登山コースもあります。
登山をする人であれば、いつもの準備でいつものように登れば何の問題もありませんが、登山初心者や体力に自信のない方は、ガイド付きの登山ツアーに参加することを強くオススメします。
縄文杉のある場所は標高が高いため、平地と比べて気温は6~8度ほど低くなり、服装にも注意が必要となります。また、屋久島は雨が降る確率が高いため、雨具は絶対に必要となり、売店や山小屋もないため、食料や飲み物など十分に持参しましょう。
また、トイレのある場所は、荒川登山口・三代杉の手前・大株歩道入口・縄文杉を通り過ぎた高塚小屋の4カ所となっています。
前半のトロッコ道は歩きやすくハイキング気分で進めますが8kmほど距離があります。トロッコ道が終わると本格的な登山道となり、整備された道ばかりでなく、自然の地形や地面を利用していて急勾配や滑りやすいところもあります。
登山道は狭く、休憩スペースも限られているので、広いスペースのあるウィルソン株に到着したら十分に休憩を取りましょう。
ウィルソン株を過ぎた辺りから、世界遺産に登録されているエリアへ入ることになり、原生林が山を覆い尽くし、屋久島の自然をさらに満喫できると思います。
今回、10月上旬の平日に訪れたため、登山者は少なくマイペースで歩けましたが、夏のシーズン中は階段の渋滞・トイレ待ち・写真待ち・すれ違い待ちなどが発生し、予定よりも時間がかかると思います。是非、繁忙期を少し避けて登山してみて下さい。