延べ25万人が工事に携わり、1912年に完成した高さ41m、全長310mの余部鉄橋。
余部の観光名所として長い間、親しまれてきましたが、コンクリート造の新しい橋が建設され、2010年に100年の歴史に幕を下ろしました。大部分の鉄骨は解体撤去され、残る1/4ほどは保存して展望台「空の駅」に生まれ変わりました。
掲載した写真は、まだ余部鉄橋が運用されていた2008年5月に撮影しました。その1年後、新しい橋の工事が始まり、景色は激変してしまいました。
現在は、観光施設も充実していて楽しいスポットになっていますが、赤い鉄橋を赤い列車がゆっくりと通り抜ける昔ののどかな風景は印象的でした。
当時、たくさん撮った写真の中から10枚ほど掲載しました。