2000年3月に有珠山が噴火した当時の火口周辺
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2000年3月31日の噴火により、住民1万人以上が避難し、大きな被害を出した有珠山の噴火。
噴火から半年後、北海道旅行の途中に立ち寄り、火口近くで写真を撮りました。すでに噴火はおさまっていて、安全も確保されたことから、火口まで300mほどの所に展望台が造られ、そこから噴煙を見ることができました。
今までに噴火を経験したことはなく、気軽に立ち寄ったため、噴石によって周りの建物に大きな穴がたくさん開き、火山灰が積もった世界は、想像以上の恐ろしい光景でした。
実際には、まだ、火口からは噴石が飛んで出ていて、小さな火山活動は続いていました。
さらに、一番恐ろしかったのが地鳴り。数分に1回ペースで、火山活動に伴い、地面の下からドンと轟音が響き、窓ガラスがガタガタと音を立てる空振が発生していました。見るもの、感じるもの、すべてが初めてのことで、今でも忘れることのできない経験となりました。