
3年の歳月をかけて制作された「アオと夜の虹のパレード」は、ウォータープラザで夜2回開催される、映像や音響を使用した水上ショーです。なお、レジオネラ菌の検出で6月5日から休止していましたが7月11日に再開されました。
最初、噴水と光を組み合わせたよくあるショーかと思っていましたが、いざ始まると、これまでに見たことのないスケール感に驚かされました。
リアルな映像、臨場感ある効果音、声優によるセリフ、そしてストーリー展開まで、すべてが完成度の高い演出で、気が付けばショーに引き込まれていました。
観賞する場所は、大きく分けて、予約席、自由席、大屋根リング、正面フリーエリアがあります。
「アオと夜の虹のパレード」は、正面から鑑賞するのが一番ですが、その中央スペースは予約席となっています。パビリオンと同様、予約のない人は入ることができず、自由席や大屋根リングから見ることになります。

予約席
予約席エリアには、約1000人が入れるスペースがあり、人気の高い中央部分から順に埋まっていき、満席になると、その後は立ち見となります。
19時30分に始まる1回目のショーでは、18時ころから早めに並ぶ人が列を作り、19時になると入場が開始され、QRコードを読み取ってもらい好きな席に座ります。
訪れた時は、開始45分前の時点で300人ほどが並んでいたため、確実に座って見たい方は、できるだけ早めに行くことをおすすめします。
予約席では傘の使用が禁止されているため、雨の日はレインコートやポンチョなどの雨具が必要になります。また、海側から風が強く吹く日には、噴水の海水が席まで飛んでくることがあり、濡れることもあるため注意が必要です。
そのため、雨具を持参するか、天候急変の場合はコンビニでレインコートを購入することができます。最近は、レインコートを無料配布しているとSNSに投稿されているので、事前に警備員さんに確認すると安心です。
また、席に着いてからトイレに行きたくなった場合は、スタッフに声をかけて再入場の方法を確認してから出るようにしてください。

予約席の入口

予約席は一番の特等席

主人公「アオ」と不思議な鳥「ドードー」

幅200mの空間を使った巨大な舞台

空中に浮かぶように映し出される映像

視覚効果のある演出の連続

目まぐるしく変化する色鮮やかな噴水

光の帯が空を飛んでいるように移動

変化させてショーに参加

モニュメントに映し出される虹と文字

「アオと夜の虹のパレード」ステッカー
訪れた日は快晴でしたが、入場を待っているときに「南風が吹いているので噴水の海水が飛んできます」とアナウンスがありました。
半信半疑のままショーが始まったところ、3回ほど海水が顔や服にかかりました。幸い、持っていたゴミ袋にカバンやカメラを入れていたため、大丈夫でした。
スタッフさんは、頭から足までずぶ濡れになったこともあったそうです。
自由席
自由席は、中央の予約席に接するようにその左右に設けられており、約1500席を早い者勝ちで確保します。座れなかった場合は立ち見での観覧となります。
ショーは斜め方向から見ることになりますが、中央から少し離れていても臨場感やストーリーは十分に伝わってきます。
特に19時30分に始まる1回目のショーは、早めに座って待つ人が多く、自由席に座るためには開始の30分以上前に行き、良い席を確保するには1時間前に行く必要があります。
自由席と立見エリアはスペースに限りがあり、満員になると入場規制が行われ、以降は入ることができなくなります。
実際に訪れた日は、19時に入場規制がかかりました。このとき、トイレに行きたくなって一度エリアの外に出てしまうと、再入場はできませんので注意して下さい。
一方、20時30分から始まる2回目のショーは、1回目に比べて人が少ないため、30分前でも自由席に座れ、立見だと中央に近い場所を確保できます。夜遅くまで万博に滞在できるのであれば、2回目を選ぶことをおすすめします。
なお、予約席と異なり、自由席では雨が降っても傘の使用は禁止されていません。ただし、席はコンクリート製のため、座るのであればレジャーシートやビニールが必要になります。

ウォータープラザの自由席

すぐに埋まり、立見席も人気

噴水をテストする様子

水がつくり出すダイナミックなショー

目まぐるしく変わるストーリー

圧倒されるほどのスケール感

流れるように進むストーリー展開

2回目が始まる30分前の自由席
自由席は横に長いため、極端に端の方に座ってしまうと、水上ショーとの距離が離れてしまい、せっかくの演出を臨場感たっぷりに楽しむことが難しくなります。
掲載した写真を見ていただくと、水上に黒い箱のようなものが設置されていますが、これはスピーカーです。ショーの音響はこのスピーカーから出ていて、端の方にはありません。そのため、できるだけこのスピーカーがあるエリア内に座るようにしてください。
大屋根リング
広いリング上は、早めに行って場所を確保する必要もなく、手軽に「アオと夜の虹のパレード」を鑑賞できます。
距離はあるものの全体を見渡すことができ、色鮮やかに変化する噴水を見て楽しめます。ただし、キャラクターの映像とスピーカーの音がハッキリとしないため、正面エリアに比べると臨場感やストーリー性は伝わってこないです。

観覧する大屋根リング

45分前に行われている噴水テスト

上段と下段の好きな方で鑑賞可能

神戸方向に沈む夕日も見られる場所

アオと夜の虹のパレード

色鮮やかな噴水

主人公「アオ」と鳥「ドードー」

大屋根リングから見ていても大迫力
パビリオンの予約があった日は、19時30分開始ギリギリに行っても、空いている場所から余裕を持って鑑賞できました。
正面フリーエリア
「アオと夜の虹のパレード」を予約なしで中央から鑑賞できる場所です。
目の前は予約席エリアとなっており、そのすぐ後ろのスペースで鑑賞します。正面なので多くの人が押し寄せ、ショーの下半分は人に隠れて見えませんが、反対に上半分はしっかりと見えます。

正面フリースエリアの先頭

予約なしで正面から鑑賞できる場所

見えるのは上半分

主人公「アオ」と鳥「ドードー」
このショーは噴水が重要なポジションになっているため、水面が見えない場所や前に人が密集している所ではダメです。SNSで低評価を見ますが、たぶんこれが原因だと思います。
見る場所が重要になるので、是非、早めに行って場所を確保したり、パビリオン抽選で予約席をゲットしてください。夜の時間なのでお弁当などを購入して食べながら気楽に待つことをおすすめします。
ちなみに、ショーに出てくる関西弁の鳥は「友近さん」が声を担当しています。
万博の詳細情報
名称 | 2025年大阪・関西万博 |
住所 | 大阪府大阪市此花区夢洲 |
電話 | 0570-200-066 |
期間 | 2025.4.13~2025.10.13 |
時間 | 9:00~22:00 ※ |
チケット ※※ | 大人6000円、中人3500円、小人1500円(平日) 大人7500円、中人4200円、小人1800円(土日祝) |
リンク |
※※17時以降に入場できる夜間券も発売中
アオと夜の虹のパレードの地図
万博の見どころガイド
万博のガイドマップ
