全長6.1km、乗車時間16分、扇沢と黒部ダムを結ぶ関電トンネル電気バス。乗車は有料です。
扇沢をスタートしてわずかな距離だけ外を走り、その後、真っ暗なトンネルに入るため、景色を見ることはできません。途中、長野県と富山県の県境があり、通過時にアナウンスが流れていました。
2018年まではトロリーバスが運行していて計6000万人の観光客を運びましたが、2019年から電気バスが導入され、新しくなりました。なお、掲載している写真は古いトロリーバスとなっています。
実際に走るトンネルは、黒部ダム建設のために掘られ、資材や人を運んだもので、後立山連峰の地中にあります。このトンネル掘削には、途中で破砕帯と呼ばれる軟弱地層があったため、一時は掘削中止になったこともあったり、黒部ダム建設のための重要なトンネルでした。