標高の高い限られた山に生息する国の特別天然記念物に指定されている雷鳥(ライチョウ)
高山で冬を越せる、日本では唯一の鳥で、テレビや本などで見ることがあっても、実際に目にする機会はなく、出会うことが難しいです。室堂には雷鳥が生息していることで有名で、運が良ければ、見ることができます。と言っても、今まで室堂には6回行きましたが、見れたのは2回です。
初めて、見た時はカメラを持っていたにも関わらず、写真を撮ることを忘れてしまうほどの感動でした。しかも、目の前をハトのように歩いていて、逃げる様子もなく、どちらかというと近づいてくるほどで、拍子抜けしたことを良く覚えています。ライチョウは、人間が天敵だとは思っていないようです。
今回、掲載した写真は、6月上旬、ちょうどメスをめぐってオス同士が縄張り争いをする時期を狙って行ったため、予想以上にライチョウを見ることができ、写真もたくさん撮れました。いろいろと調べた結果、ライチョウを見るなら、この時期が一番のようです。オス二羽が目の前を飛び回ったり、棒の上にとまって周りを警戒していたり、遊歩道を歩き回っていたり、いたる所で見れました。
時間帯は、朝9時~11時ころは良く見かけたのですが、お昼になるといなくなったので、朝の方が活発に動いているのかもしれません。場所は、ミクリガ池周辺です。ライチョウを見たことのない方、是非、縄張り争いの時期に、室堂を訪れてみて下さい。