標高1360mの淀川登山口からスタートする宮之浦岳の登山コース。
山頂まで、高低差575m、距離8000m、時間にして4~5時間くらいの登山コースとなっています。
登山口から淀川小屋までは、ほとんど標高の上がらない登山道で、体のウォーミングアップにちょうど良い感じでした。
前半は、ずっと深い森の中を歩き、時々、出てくる巨木が屋久島らしい光景で、登山というより、自然散策をしているような感覚になりました。
後半となる花之江河から山頂までは、多少の急坂はありますが、岩登りをしたり、巨石が現れたり、景色も目まぐるしく変化するコースでした。
中でも、山頂近くの1900mのピークから眺める扇岳・安房岳・投石平の山並みが印象的で、他にはない景色だと思います。
今回、宮之浦岳の登山にあたって、準備段階から一番、考えていたのは天気でした。ご存じの通り、屋久島は「月に35日雨が降る」と言われるほどの島で、滞在した4日間のうち、天気予報で一番晴れる日を選んで登りました。
そのため、山頂からは海に浮かぶ島を実感できるような絶景が眺められ、楽しい登山となりました。是非、余裕のある日程で宮之浦岳にチャレンジしてみて下さい。