姫路城は、松本城・彦根城・犬山城を含む四大国宝城の1つに選ばれ、1993年には日本で初めて世界文化遺産に登録されました。見学は有料です。
築城当時の姿を残し、その規模ともに、日本を代表するお城で、何度訪れても感動できる歴史的建造物だと思います。
このように現存している天守閣は大変少なく、戦争の空襲によって焼失した城もある中、姫路城は「不戦の城」と呼ばれることもありました。
戦火の危機としては、1945年に姫路を襲った大空襲により、市街地は焼け野原となる中、姫路城の城内にも数発の爆弾が着弾したそうです。
そのうちの1発は天守閣を直撃しましたが、幸運にも不発だったようで、もしその焼夷弾が爆発していたら、天守閣は焼失していたかもしれません。
そして、姫路城を支えている巨大な心柱は、城の命とも言える重要な構造物で東と西にそれぞれ1本あり、1956年の大修理の時に全長25mの西心柱が腐っていることが分かり、危機的な状態になりました。
代わりとなるヒノキを日本中、探すこと数年、兵庫県と岐阜県で見つかった樹齢600年の木をつなぎ合わせて取り替えられました。三階部分で見られる西心柱が、その継ぎ足した場所になります。
東心柱の方は築城当時のまま使用されていて、柱1本で100トンを支えている西心柱と東心柱は是非、近くで触ってみて下さい。なお、取り替えられた古い西心柱は、三の丸広場に展示されています。
天守閣は2009年に5年をかけて解体修理が行われ、築城当時の美しい姿が戻りました。当時の工事の様子は別ページ「平成の大修理」に掲載しています。
姫路城天守閣の詳細情報
名称 | 姫路城天守閣 |
住所 | 兵庫県姫路市本町68 |
電話 | 079-285-1146 |
時間 | 9:00~18:00(6月~8月) 9:00~17:00 (9月~5月)※ |
休館日 | 年末 |
入城料 | 大人1000円、小人300円 |
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