吉田ルート

距離6500m、富士登山で一番利用されている山梨県側の登山コース

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吉田ルート(吉田口登山道)は、4つある富士登山道の中でダントツに利用する人が多い定番コースです。任意ですが入山料が必要になります。
山頂までの高低差は1470m、距離は6500m、所要時間の目安は5時間~8時間かかり、体力に自信のない方はさらに時間がかかります。
一般的な富士登山のスケジュールは1泊2日が基本となり、参考までに一例をご紹介します。
1日目は昼頃に五合目に到着し、食事や神社参拝などして1時間ほど高所に体を慣らします。13時くらいから登山を開始し、17時頃に七~八合目の山小屋にチェックインして、夕食を済ませて早めに就寝します。
2日目は深夜2時頃に起床し、ご来光を目指して登山を開始して、日の出前に山頂に到着します。ご来光を拝んだ後は、すぐに下山したり、日本最高峰の剣ヶ峰へ登ったりして五合目へ戻ってきます。
なお、山頂から降りる時は下山道があるため、間違って登ってきた登山道を使わないように注意してください。
登山道は、五合目から六合目にかけては緩やかな上り坂が続き、初めて訪れた人は楽勝と思うかも知れませんが、富士登山は六合目からが本番です。
六合目から山頂までは、永遠と上り坂が続き、特に七合目を過ぎると岩場が増え、八合目からは急勾配となり、かなり厳しい登山になります。
九合目となる標高3600mからは、空気が平地の6~7割ほどしかないため、今までに経験したことのないような一歩一歩が重く、足が前に進まなくなります。
過酷な登山のため、山頂に着いた瞬間は大きな達成感があり、ご来光を拝んだり、景色を眺めていると日本一の場所に立っている実感も湧いてくると思います。
さらに、日本の最高地点となる標高3776mの剣ヶ峰の登頂にもチャレンジしてみて下さい。
富士山は気合いで登ることは難しく、想像以上に体力や体調管理も必要で、何より準備と天候が重要になりますので、無理をせず、挑戦してください。
あと、山小屋に設置してあるトイレは有料になりますので小銭を持参しましょう。

この記事を書いた人
たびる

旅好き|サイト19年目|会社員|大阪在住
仕事が休みの時にカメラを持って全国の観光スポットを巡っています。
撮影した写真がたくさんあるので観光案内や登山ガイドを掲載しています。

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